5日目(2019.11.20)13番大日寺、14番常楽寺、15番国分寺

7時前に、すだちの宿を出て歩き始める。なだらかな下り坂が嬉しい。布団でグッスリ眠ったお陰で、どんどん歩ける。

徳島県のすだちドリンクうまし。

しかし間もなく、長さ580mのトンネルが現れる。

入り口から覗くとトンネル内は照明も無く真っ暗で、これまで通り車道の幅が狭く、歩道の幅も50cm位しかない。歩道は車道より縁石分高くなっているが歩車道の仕切りは無く、フラついて車道に落ちたらオシマイだ。

トンネル内で犬死にする訳にはいかない。

早速、準備していた四国トンネル内歩行用グッズを取り出す。

ヘッドライトは手に持ち、赤い点滅ライトはリュックにそれぞれ装着し、お互いをチェックし合う。ヨシ!準備OK!突撃だ!

ヘッドライトを手に持ち、腕を大きく前後に振りながら、精一杯自分を見せる工夫をしながら歩く。大きなトラックやダンプが通ると、風圧で体が煽られフラつくうえ、真っ暗で怖いので、お互い声を掛け合いながら慎重に歩を進める。

ふーーーー…

長い580mだった。寿命が縮むぜ💦

命根性が汚いジジババは、これからもトンネルがあるたび、同じ事を繰り返すだろう。

鮎喰川を見ながら、ひと休み。
無人販売所の温州みかん。あまーい!
徳島では阿波踊り専用エナジードリンクを売っている。

ところで、歩き遍路は、どうしても1日に進みたい距離と、実際に進む距離に差が生じるので毎日悩ましい(と、まだ歩き始めてから5日目のド新米のくせに1人前ぶる)。

つまり、まだまだ歩ける、歩きたい!と思っても、それ以上歩くとテント場や宿坊が無くなるので、まだ明るいうちに歩くのをやめざるをえなかったり

打ち終えた寺から、次の寺までの最短距離上には、トイレが無かったり、食材を買える店が無くて、別のルートで遠回りせざるをえなかったり、という事情である。

今日も昼に、用水路の脇でインスタントラーメンをすすりながら、納経所が閉まる17 時まで、どこのお寺まで歩けるか予想し、その近くにテント場や宿坊があるのか地図や情報誌で調べた。

17時までに行けそうな16番観音寺の周囲にテント場は無い。安い宿坊、善根宿、遍路小屋、ドミトリーは何軒かあり、次々と予約電話を掛けてみるも、満室だったり休みだったり。

と、いうわけで今日は鱗楼という旅館に泊まっている。1泊2食付き税込1人7700円。

これに、鰹ダシがよくきいた美味しい具沢山味噌汁と、デザートに手作りシフォンケーキが付いて、大満足の食事内容。

鱗楼さんはオススメの旅館です。

でも現在無職の私達。今日のような豪勢な宿泊や食事は巡礼中数回に抑えたい。と、節約を固く誓いつつ、久しぶりにTVが観られる事が嬉しく、夜更かししてしまいそうな予感(笑)

すだちの里→13番大日寺→14番常楽寺→15番国分寺→16番観音寺(到着が17時だったため納経できず)→鱗楼

本日の歩行距離  約 28.4km

1番霊山寺からの歩行距離 90.5km

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5日目(2019.11.20)13番大日寺、14番常楽寺、15番国分寺” に対して2件のコメントがあります。

  1. コイケ より:

    車でもトンネルの中は怖いのに、歩くって大変…

    しかも大荷物抱えながらだし。

    真面目なコメントでしたー(^^ゞ

    1. hisae.g より:

      コイケさん、マジメ禁止ですー。
      トンネルは、ほぼ毎日歩いてるけど、暗くて、長くて、歩車道の仕切りが無くて、ライト点灯しないで走ってる車多くて、ホント寿命が縮むわー。たぶん私105才位までしか生きられないと思う。

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