49日目(20201.15)白峯御陵、81番白峯寺、82番根香寺、80番国分寺、83番一宮寺
昨夜は雨で寒風にさらされながら東屋のベンチで寝袋に潜り込んだ。寒くて眠れないかと思ったが、夜半に雨が止み、疲れも手伝って、いつのまにかグッスリ眠っていたようだ。「おはようございます!ここで眠ってました!」という夫の大きな声でビックリして飛び起き、バランスを崩して寝袋のまま東屋の砂利にドサッと落ちた。地元のかたが懐中電灯を持って散歩に来られたようで、そのかたは夫に「おはよう」と返すと、来た道を戻って行かれた。私はベンチから落ちる際、テーブルに右耳をしたたかに打った為、痛くて砂利上でしばらく苦悶していたが、おそるおそる触った耳からは幸い出血していなかった。テーブルが木製で良かった。金属製やコンクリート製のテーブルだったら、朝から流血騒ぎになるところだった。護られているなぁ、ありがたい、と感謝する。腕時計を見ると6時だったので、寝袋から抜け出した。
ところで、夫は昨日の昼頃から「崇徳上皇は本当に気の毒な一生を送ったんだ。」と私に繰り返し話し、今朝も白峯御陵、白峯神社に時間をかけてお参りし「かわいそうに」と肩を落としていた。その後、82番根香寺へ向かう山中で、夫が急に「ダメだ!どうしてこんなに肩が重いんだ!俺の肩に何か乗っていないか⁉︎見てくれ!」と険しい表情で言い出した。私には霊感は無いので何も見えないが、何かが救いを求めて夫に憑いてきたのかも知れない。掌に力を込めて肩の上を払うだけでも除霊の効果があると以前聞いた事がある。「この人には、あなたを救う力はありません。お帰りください。成仏してください。」と真剣な気持ちで祈りながら、20回くらい夫の両肩を払った。「あ、軽くなった。楽になった。ありがとう。」と夫の表情が柔らかくなった。思い返せば、崇徳上皇の事を言い出した昨日の昼頃から夫は随分疲れている様子で口数も少なかった。何が原因で何が起こっていたのか、今も分からないが、夫の体調不良が長引かなくて本当に良かった。
朝からずっと山の中を歩いてきたので、買物も出来ず、お腹がペコペコ。
国分寺付近はうどん屋が多い。空腹時にハズレうどん屋に入るのだけは絶対に避けたい。念のため、自転車を押して歩いておられた地元民に、この辺で美味しいうどん屋はどこか尋ねた。教えていただいたうどん屋は、英語版遍路地図にも載っていた。ヨッシャー!ダブルで推薦されたら安心だ!
昨夜の雨で寝袋がかなり湿っているので干したい。洗濯物も溜まっているし、入浴もしたい。
81番白峯寺の1km手前の東屋→白峯御陵→81番白峯寺→82番根香寺→80番国分寺→83番一宮寺→旅籠屋高松店
本日の歩行距離 25.5km
1番霊山寺からの累計距離 1087.6 km
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いやー!
マジですかーーーーー!!!!
憑かれやすい体質なのね。
ゆつきさん。
でも、離れてくれて良かった良かった…
本当に良かったわー( ;∀;)