転職

先月までの2年間は、これまでの人生で1番キツい2年間だった。

理由=職業選択を間違えたため

やった事もない仕事に56才からチャレンジし、当然の事ながら大変な目にあった。

サービス残業が常態化し、1か月に80時間から115時間も残業していたが、もし私に経験があれば、もしもう少し私の能力が高ければ、こんな事にはならなかったはずだ。

と、いうわけで2022年4月、転職。

元々の職業に戻ったところ、勤務初日から心安らぐ毎日を送れている。

その職場を紹介してくださった会社の担当者(田村さん)から一昨日電話があった。

田村さん「初出勤から10日位経ちますけど、職場の雰囲気どうですか?何か心配な事とかありませんか?」

私「60才以降の基本給が、今よりどれだけダウンするのか不安です。」

あと2年で60才になるし、私は65才まで働きたいので、そこは大問題だ。

すると、田村さんは早々に私の職場に電話して、気になる値下率を確認し、私に教えてくれた。

そして最後に「〇〇さん(私の姓)?、〇〇さんは破格の高給で雇用されていますからね?」と、やんわり叱られてしまった。田村さんが言う「破格の高給」は「他の人より給料が高い」という意味ではなく、勿論「あなたの年齢、学歴、職歴から考えたら、破格の高給」という意味である。

そうだった…。私は個人的に働く気満々だけど、今後病気もしないで、テキパキ動けるか、なんの保証もない。それなのに清水の舞台から飛び降りるような気持ちで若くもない私を採用してくれた職場に、1丁前に生意気な疑問をいだいていた。

2年後にお給料がいくら下がろうと、60才以降も働かせてもらえるだけで幸せなのに…あぁ勘違い。

すぐに調子に乗るのが私の悪いクセ。

「今後7年間、健康を維持し、ひたむきに働かせていただきます」と心に誓うババァ58才であった。

大きな人参を収穫し台所で喜ぶ夫

可愛いおじいさん(夫)を経済的に支えるぜ!

        おしまい

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