夫の父

同居している夫の父は91歳。

季節ごとに咲く庭の花を愛でながらお茶を飲む風流な老人だ。

先日、小雨の降るなか帰宅したところ、庭の花に傘がさしてあった。

牡丹に傘! ∑(゚Д゚)

思い返せば、私が育った家庭は商家で、両親とも1日の大半をバリバリと働いていたので、季節の移り変わりを愉しむ余裕が少なかった。

このように、花に傘をさして雨を避け、少しでも季節の花を長く愉しもうという義父の考えに触れると、その発想に驚くとともに、先の事ばかり考えてガツガツと生活していた自分に気付く。

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