22日目(2019.12.10)

昨夜は熊井トンネルの手前に位置する佐賀温泉の駐車場東屋にテントを張って寝た。平地だったので朝も4℃までしか下がらず、昨日買った保温シートが良い仕事をしてくれたお陰で朝までグッスリ眠れた。ありがたい。もう野宿は寒くて無理だと思い、折れかかっていた心が一晩で回復。こんな事なら、もっと早く保温シートを買えば良かった。

ホテルで働いている人達が、朝早く次々と出勤してきたので、邪魔にならないよう7時過ぎに出発した。

昨日納経した37番岩本寺から38番金剛福寺までは、区間最長の80.7kmある。この距離なら3日かかるかな? がんばるよ♫

ほぼ平地だから、足元はコレ

TEVAハリケーン

山道はモンベルトレッキングシューズ。

足のトラブルが1番怖いので、面倒だけど、地形に応じて、いちいち履き替えている。

日中は久しぶりに20℃まで気温が上がったので、半袖で歩けた。

すでにスタートから450km以上。2人とも元気で歩けている。

公園での昼食中、強い日差しを利用して寝袋とテントを干す。寝袋フカフカー(*≧∀≦*)♫

更に、今日は5日ぶりにコインランドリーで洗濯できたので、着替えが全く無い切迫感からも解放された。

夕方、手押車を押したお婆ちゃんが「あ、アンタ達ちょっと待って。これから延光寺に行くのかい?延光寺に行く人にコレあげてるの。持って行って。」と100円玉を1枚ずつくれた。「私も延光寺には2回行った事があるんだよ。」と話される。四国に来てから今まで数えきれないほどの回数、お接待で食べ物を頂いてきたが、現金は初めてだ。失礼ながら裕福そうには見えないお年寄りから現金を頂く訳にはいかない。一瞬迷ったが「あ、きっとこのお婆ちゃんは、もっと元気だったら、延光寺に3回目の御参りに行きたいに違いない。」と思った。お接待を受けたときにお渡しする名刺代わりの納め札を、お婆ちゃんに手渡しながら「お婆ちゃん、このお金預かって、延光寺でお婆ちゃんの健康をお祈りしておくからね。」と話すと、顔をしわくちゃにして喜んでくれた。お婆ちゃんの御賽銭200円、確かに預かったよ。ここから約100km先の39番延光寺でお婆ちゃんの健康をお祈りしておくからね。まかしとき。

18時に、入野松原の少し手前の、道の駅ビオスおおがたに到着。藤棚の下にテントを張る。

保温シートの上にサーマレストを敷き、フッカフカの寝袋を広げる。今日は良い夢が見られそうだ。

佐賀温泉駐車場→道の駅ビオスおおがた

本日の歩行距離 約 23km

フォローする

フォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です