3日目(2019.11.18)8番熊谷寺、9番法輪寺、10番切幡寺、11番藤井寺
3日目。6時45分に三木武夫さんの銅像に別れを告げ、快晴の中、歩きはじめる。
8番熊谷寺を打ち、9番法輪寺前まで歩いてくると、ゴルフの素振りをしているオッチャンがおられたので、挨拶する。
すると、「あ、ちょっと待ってや。接待してあげるわ。」と、急いで家の奥から、ふかし芋を持ってこられ、私達に手渡してくれた。
おーーーーーっ!こ、こ、これが噂に聞く「お接待」!
ついに自分達がお接待される事になろうとは!
ありがとうございます!🙏
初めて受けたお接待で、驚きのあまり感謝の言葉を言うのが精一杯。名刺代わりの納め札をお渡しするのを忘れてしまった。
その後も
333段も階段がある10番切幡寺の手前の民家では、玄関先に「歩き遍路さん、荷物をお預かりします。どうぞ置いていってください」とベンチと棚が用意してあって、大変ありがたかった。15kg前後もあるリュックを背負って、急な階段を登り降りしたら、初老夫婦のどちらかは階段から真っ逆さまに、まくれ落ち、八十八ヶ所参りを中断する事になっていたかもしれない。
また、ベンチに柿やみかんが置いてあって「お遍路さん、食べていってください。」と書かれているのも何度か目にした。本当にありがとうございます(^人^)
今夜は市営鴨の湯温泉の無料遍路小屋(寝具なし、寝袋持ち込み。)に泊まらせていただく。寝る前に温泉に入り、ドライヤーで薄い毛を乾かしていたら、隣のオバちゃんが「お遍路してるの?今日何日目?」と、気さくに話しかけてくれたので、しばらく歓談する。そしてオバちゃんは「じゃ、頑張ってな。」と一旦ハケたあと
四国に古くから根付くお接待文化に心から感謝しつつ、無料遍路小屋に戻り、2人でコーヒーをいただく。
今日1日だけでも、なんと多くの方々の善意に助けられたことか。
地元の方々から親切に声を掛けられるたびに、自分の心の有りようを問われている気がして身が引き締まる思いがする。
ヤバイ。めちゃくちゃヤバイ。
それぞれのお寺で、納め札を納め、灯明、線香、お賽銭をあげ、読経するというお遍路さんの行為を、本堂と大師堂で実施し、御朱印を頂いているものの、巡礼の動機は、四国八十八ヶ所を歩いてみたい!楽しそう!沢山歩きたい!という邪心に満ちたものだったからだ。(⌒-⌒; )
こんな私達が四国の方々からお接待を受けるなんて、本当に申し訳なくて、身が縮む気がする。
でも今日1日、あちこちで親切にされた事で、私なりに思うところも多く、もしかしたら四国巡礼を終える頃には、邪念にまみれたクソババァも立派な人格者になっているかもしれない、と思いつつ今夜も寝袋に潜り込む。
通称三木武夫公園→8番熊谷寺→9番法輪寺→10番切幡寺→11番藤井寺→市営鴨の湯温泉
本日の歩行距離 約21.7km
1番霊山寺からの歩行距離 43.8km
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お遍路終えた尚恵に会えるの楽しみだよ!
きっと私には神に見えるのでしょう…
アーメン…✝️
会えるのは来年です。 ラーメン。